この作品について
執筆時期:2021年
白神山地の奥まった稜線へ突き上げる沢の上流へ
厳冬期に挑んだ帰路。
日本海に沈みこむ太陽が優しく包み込む。
さっきまで並走していた熊の足跡も
いつしか消えて
あとはただ、主峰までのきつい登り返しを喘ぎ
今夜の雪洞を整えるだけだ。
執筆時期:2021年
白神山地の奥まった稜線へ突き上げる沢の上流へ
厳冬期に挑んだ帰路。
日本海に沈みこむ太陽が優しく包み込む。
さっきまで並走していた熊の足跡も
いつしか消えて
あとはただ、主峰までのきつい登り返しを喘ぎ
今夜の雪洞を整えるだけだ。