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登山者のための絵画の基礎知識ー水彩紙について
水彩紙は主にコットン、パルプ、またその合成でつくられています。いい水彩紙はコットンだと言われ、多くのプロが使用しています。
また、高級水彩紙の代名詞と言ってもいいイタリアの老舗メーカー・ファブリアーノは、なんと1283年からあるそうで、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロなども使っていたといわれています。
水彩紙は発色やにじみ方、表面の強さ、リフティング(後から色を吸い取る)のしやすさから作家が選んでおり、色味も純白から少しクリームがかった白などがあります。
用紙には300g粗目などの表示がありますが、これは190g/㎡の重量での厚さを示しています。また、表面の凸凹の粗さにより、荒(粗)目、中目、細目の記載があります。